妹のチョロネコ

備忘録を兼ねてポケモン構築記事書いてます

【剣盾S7シングル】ニャオレパル霧壁ローテ【最終2851位】

1.前書き

はじめまして、かわうそと申します。

ランクバトル(シングル)シーズン7で使用したパーティについて書きたいと思います。

最終順位は2851位とお世辞にも強者とは呼べないレベルではありますが、

レパルダス入りの構築記事が見当たらない
・壁展開要員として非常に優秀なニャオニクスがあまり採用されていない
・実際に戦っていてパーティ単位で「無理」と感じる相手があまり思い当たらず、パーティそのもののパワーは充分にあると感じた
・S8より大きく環境が変わるため、S1から同一コンセプトで練り上げてきたパーティの供養として
・自身の備忘録および成長記録として

といった理由から筆を執らせていただきました。

レパルダスを対戦で使ってみたい、もしくはニャオニクスを中心に展開してみたいという方の一助になれば幸いです。
8世代からオンライン対戦に入った初心者ですので、見当違いな記述があれば是非ご指摘下さい。

「こうすればもっと良いよ」といったアドバイスも大歓迎です!

新参のため界隈の暗黙のルールなどを熟知しておらず、お見苦しい点もあるかと存じます。
拙い文章となりますが、宜しければ読んで下さると嬉しいです。

 

 

2.パーティ概要・成績

画像

TN メインロム:かわうそ  サブロム:かなちゃん

S7最終順位2,851位 レート1,773

基本的にニャオニクスで起点を作り、後続のエース達を通していく動きになります。

ニャオニクスf:id:drkawauso:20200402072639p:plainで壁張りやあくびでの対面操作
②エースアタッカーf:id:drkawauso:20200402072658p:plainf:id:drkawauso:20200402065644p:plainで崩す
ニャオニクスf:id:drkawauso:20200402072639p:plainで再度展開
④クローザーf:id:drkawauso:20200402072757p:plainf:id:drkawauso:20200402071251p:plainf:id:drkawauso:20200402071120p:plainで詰める

といった、ニャオニクスを挟んだローテーションが理想の展開となります。

 

3.構築経緯

とにかくレパルダスというポケモンに魅了され、何とか活躍させてあげたい!
というのがこの構築のスタートでした。

レパルダスを活躍させる上でまず注目したのが軽業という特性。
元々素早さ種族値の高いレパルダスで発動すれば、ほとんどのポケモンを抜き去ることができる強力な特性です。

攻撃・特攻共にそれなりの数値があり、物理はじゃれつくを始め技範囲に優れるものの積み技に恵まれず、特殊型はほぼ悪・草・炎のみの技範囲ながらも強力な悪だくみを修得します。

ダイマックスエースとして運用するには素の火力が足りず、抜き性能を確保するためには積み技は不可欠と考え、特殊型を採用しました。

しかしながらこのレパルダス、耐久面が恐ろしく低く、積みを行うには起点作りが必須です。
起点作りの方法としてまずシーズン1で真っ先に考えたのがエレキシード+置き土産でした。

バチンウニの特性エレキメイカーでエレキフィールドを展開し、置き土産で退場すれば相手の火力が半減し、なおかつ軽業が発動した状態でレパルダスを降臨させることができます。
エレキシードの効果であるB+1段階上昇の効果も大きく、物理アタッカーが大半を占めたシーズン1では環境にもマッチしていたと思います。

その後バチンウニ単体での動かしづらさや、レパルダス降臨後の麻痺や眠りが厄介だった点、挑発持ちが欲しくなったなどの理由でフィールド展開役をガラルマタドガスに変更しました。

ミストフィールド下での状態異常無効はレパルダスを選出しない時もきわめて有用で、フィールド+シードでの起点作成を考えるならばミストで決まり、と感じました。

そしてシーズン3に入り、かねてより注目していた悪戯心ニャオニクスが満を持して使用可能になりました。

置き土産と違って対面のポケモンが倒れたり引いたりした後も恩恵を受けられる両壁、軽業発動に欠かせないミストフィールド、苦手な相手を一旦保留できるあくび、とレパルダスの相棒としては正に最高峰と言えるでしょう。

今回はこのニャオニクス-レパルダスの並びを元に、弱点を補完したり、役割集中が起こりにくいようにパーティを組んでいきました。

「好きで使い始めたレパルダス」ですが、単なる「趣味パ」の域に留まらず、環境にしっかり通用するパーティを実現できたという感触があります。

 

 

4.個別紹介

 

Ⅰ レパルダス

Pokémonsprite 510 StSd.gif

特性:かるわざ

持ち物:ミストシード

性格:ひかえめ

実数値(努力値
H139 - × - B97 (212) - C150 (228) - D70 - S135 (68)

技:あくのはどう / わるだくみ / くさむすび / しっとのほのお

 

調整意図

リフレクター込みでハチマキA特化ガラルヒヒダルマのつららおとし確定耐え

ミストシードのD+1込みでメガネC特化シャンデラのオーバーヒート確定耐え

かるわざ発動で最速+2パルシェン抜き

残りC

 

パーティの中心となるコンセプト上のエースです。

ニャオニクスが壁+ミストフィールドを張った後に降臨し、悪だくみからダイマックスで全抜きを狙います。

壁があるとはいえ、相手の攻撃への受け出しは厳しいものがあるため、ニャオニクスから上手い具合に死に出ししたり、ニャオニクスのあくびで対面操作を行い繰り出しやすい相手を選ぶ、先に3匹目を出したあと再度ニャオニクスから展開する、といった動きが必要になります。

メインウエポンが悪の波動(ダイアーク)というのもこの戦術と相性が良く、ダイアークの特防ダウン効果で大抵の相手はダイマックスされても2確が取れます。

こちらのダイマックスが切れた後も、上から悪の波動で高火力+怯みを狙うことができ、うまくレパルダスが展開できれば無双の強さを見せてくれます。

壁が前提のため、ダイマックスすればほとんどの攻撃を耐えることができ、不安な耐久面もそれほど問題ではありません。

反面、ニャオレパル展開は

・軽業発動後に引っ込めると、次に出した際は軽業の効果が切れている
ミストフィールド持続中にレパルダスを出す必要がある
・先に3匹目を展開しても、引きが難しい

といった理由からサイクルの自由度が大きく損なわれるため、見せ合い時点でレパルダスが突破できない相手がいると相当厳しいです。
実態としては選出率自体はあまり高くなく、実質的なエースはドリュウズと言わざるを得ませんが、レパルダスが通る相手にはきわめて高い勝率を挙げることができました。

草技(草結び)、炎技(嫉妬の炎)がまず読まれず、4倍弱点をピンポイントで刺すことも多かったです。

ニャオレパル展開が厳しい主な相手は下記の通りで、採用率が非常に高いものも含まれているのが悩みどころです。

f:id:drkawauso:20200402070921p:plainf:id:drkawauso:20200402071041p:plainf:id:drkawauso:20200402071120p:plainf:id:drkawauso:20200402072757p:plainf:id:drkawauso:20200402070508p:plainf:id:drkawauso:20200402070452p:plainf:id:drkawauso:20200402070608p:plainf:id:drkawauso:20200402070330p:plainf:id:drkawauso:20200402072110p:plainf:id:drkawauso:20200402071417p:plain

 

特筆すべき対面

f:id:drkawauso:20200402072658p:plain VS f:id:drkawauso:20200402065603p:plainドラパルト

ミストフィールド下であればドラゴン技は威力半減、ゴースト技は元々半減のため、アタッカー型のドラパルトに対してはかなり安心して積みを行うことが可能。
相手がクリアボディならば、壁下でメイン技を両方1/4で受けられることになります。

 

f:id:drkawauso:20200402072658p:plain VS f:id:drkawauso:20200402065226p:plainヌオー

レパルダスの草結びはかなり読まれにくい印象。
ミストフィールドが切れた時がオマエの最期だ」と言わんばかりにターンを消費してくることが多いように感じました。
ヌオーが悠長にしている間に悪だくみ2~3積みし、草結びで突破して全抜き、というシーンがよくありました。

 

f:id:drkawauso:20200402072658p:plain VS Pokémon-Icon 576.pngゴチルゼル

ハメ性能の高いゴチルゼルは、アシストパワーワンウエポンが多く感じました。
レパルダスをうまく合わせることができれば逆に積みの起点にできることも多かったです。
スカーフトリックなどをされても、悪だくみ3積みからダイマックスしてしまえば技の撃ち分けが可能です。

 

f:id:drkawauso:20200402072658p:plain VS f:id:drkawauso:20200402071626p:plainエルフーン

ムーンフォースがあるため、エルフーンの前で積みを行うのはかなり厳しいです。

ただし悪タイプの特性上エルフーンからは宿り木のタネを受けないため、先にこちらが積んでいる状態なら炎技で押していくことができます。

 

 

Ⅱ ドリュウズ

Pokémonsprite 530 StSd.gif

特性:すなかき

持ち物:じゃくてんほけん

性格:ようき

実数値(努力値
H185 - A180 (196) - B98 (140) - × - D85 - S143 (172)

技:アイアンヘッド / じしん / つるぎのまい / ロックブラスト

 

調整意図

ダイマックス+リフレクター込みでA特化命の珠エースバーンの晴れダイバーンを確定耐え
(A+1、天候補正なしダイバーンも同威力)

砂かき発動でS+1最速エースバーン抜き

残りA

 

ニャオレパル展開ができない相手筆頭であるトゲキッス、環境トップのリベロエースバーンを強く意識した採用。
単純明快にダイマックスをしてくれるならば、エースバーンやトゲキッスを確実に処理することができます。

壁を盾にして剣の舞orダイマックスして弱点を受けに行き、ダイロックで砂かきを発動させて一気に敵陣を半壊もしくは全壊させる動きが基本となります。

殻を破るやダイジェットでSを上げてくるアタッカーでも砂かきの速度に及ばないことがほとんどです。

壁+ダイマックスに加え、ダイスチル・ダイアースでの耐久上昇もあるため、展開が決まると悪魔じみた耐久になり、大抵の弱点技を耐えることができます。
これでもともと高い火力が砂かきによる超速帯からA+2で飛んでくるので、鬼神のごとき強さでした。

A努力値はかなり甘えていますが、元々の種族値がきわめて高いため火力不足を感じたことはありませんでした。

砂嵐によるスリップダメージでタスキを削れることも多いです。

注意すべきは火傷による決定力の低下や、あくびによる機能停止などですが、ニャオニクスミストフィールドまで張れていれば万全です。

 

特筆すべき対面

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS f:id:drkawauso:20200402072757p:plainエースバーン

素直にダイマックスしてくれるのであれば調整意図の通り御しやすい相手です。

問題はタスキカウンター。
ニャオニクスで起点を作りながらエースバーンの持ち物を判別できれば問題ないのですが、タスキかラムかは分かりづらいことが多いです。
ただし、H無振りエースバーンのカウンターであればダイマックス状態なら耐えることができるので、よほど切羽詰まった状況でなければカウンター読みダイウォールに行くことはなかったです。

仮にカウンターを受けたとしても砂ダメージによってエースバーンを倒せることも大きかったです。

 

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS f:id:drkawauso:20200402070921p:plainトゲキッス

例えダイロックで弱点保険が発動しようと、砂かきによって素早さが逆転するため全く問題としません。
後攻⇒先攻の流れになるため、ダイバーンを挟んで天候を奪うこともほぼ不可能です。

素の素早さがトゲキッスより早ければ、そもそもトゲキッスのダイバーン程度では落ちないので再びダイロックで天候を奪えば問題ありません。

 

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS 006リザードン

晴れサンパワーダイバーンは光の壁込みでも耐えられません。
ただS7環境におけるリザードンはキョダイマックス+猛火個体が多く、晴れ下でダイバーンを撃たれることがほとんどありませんでした。
サンパワーなしキョダイゴクエンであれば、晴れ下でもゴクエンのスリップダメージ込みで耐えることができます。

 

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS f:id:drkawauso:20200402071143p:plainラプラス

キョダイセンリツで相手側も壁を張ってくる+弱点保険持ちの可能性があるため、最初からダイロックで入ることはほとんどありませんでした。

光の壁下であればダイアース→ダイアースでラプラスのダイストリームを耐えて弱点保険を発動しつつ、締めにダイロックで天候を奪うことができます。

 

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS f:id:drkawauso:20200402065644p:plainドリュウズ

ダイマックスドリュウズに対して死に出ししてくるドリュウズは気合いのタスキ持ちがほとんどです。
ダイスチルから入ることで、地震やダイアースを耐える確率がグッと上がります。
他にもルカリオなどタスキが見える相手にダイスチルから入ることは多かったです。

相手も砂かきだった場合は、Sに振り切っていない関係上先手を取られることが多く、リフレクターが残っている、かつHPが潤沢に残っていないと苦しいところです。
型破りに比べて数が少ないため、そこまでケアしていませんでした。

 

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS Pokémon-Icon 812.pngゴリランダー

グラススライダーで先制を取られてHPを削られたり、はたき落とすで弱点保険を落とされたり厄介な相手です。
ドラムアタックを2回受けると、エースバーンやドラパルトに先手を取られます。
さらに、タスキがむしゃらなども多く、立ち回りに明確な回答がありません。

ダイロックで砂かきを発動してもグラススライダーを打ち込まれるため、ダイスチルから入ることが多かったです。

 

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS f:id:drkawauso:20200402070647p:plainアーマーガア

基本的にはドリュウズのストッパーになる相手で、エースバーンやピクシー、アシレーヌなどで対処します。

HBアーマーガアに対して+2ダイロックのダメージが49.7%~59%と非常に微妙です。
+2ダイロックに対してアーマーガアを受け出ししてくるようであれば突破も可能です。

 

f:id:drkawauso:20200402065644p:plain VS f:id:drkawauso:20200402071417p:plainドヒドイデ

ニャオニクスでうまく光の壁+ミストフィールドが張れていれば、熱湯への受け出しが絶大なチャンスになります。

無振りドヒドイデのダイストリームは光の壁やダイマックスなしでも耐えることができます。

 

 

Ⅲ エースバーン

Pokémonsprite 815 StSd.gif

特性:リベロ

持ち物:いのちのたま

性格:いじっぱり

実数値(努力値
H155 - A184 (252) - B95 - × - D96 (4) - S171 (252)

技:かえんボール / とびひざげり / ふいうち / とびはねる

 

調整意図

AS振り切り

 

ダイマックスエースが撃ち漏らした相手の掃除役として、また自らもダイマックスエースになることもできる、文字通りの"リベロ"です。

おそらく誰もが最初に思いつくであろう「テンプレ型」ですが、鋼打点はドリュウズで十分と考え、アイアンヘッドは採用しませんでした。

また、ビルドアップも一時期採用していましたが、スイーパーとしての役割がほとんどであったため使用頻度が低く、詰めに便利な不意打ち、ダイマックス時に便利なダイジェットを優先しました。

アーマーガアやナットレイといったドリュウズで突破しにくい相手への補完として炎技は必須と感じました。

ロトム系統やカビゴンへの打点として飛び膝蹴りを採用しましたが、ダイマックス前提で動かすならばギガインパクトでもいいかなと思います。

あくびや電磁波などに対してはミストフィールドを展開することが多いので、ラムではなく命の珠を採用しました。

陽気と意地っ張りは迷いましたが、

・ダイジェット展開すればSの不足はそれほど感じない点
・敵エースバーンはほぼドリュウズで対処するため、同速対決がほぼ起こらない点

から火力優先の意地っ張りを選択しました。

 

 

 Ⅳ アシレーヌ

 Pokémonsprite 730 StSd.gif

特性:げきりゅう

持ち物:たつじんのおび

性格:ひかえめ

実数値(努力値
H180 (196) - × - B94 - C195 (252) - D136 - S88 (60)

技:ムーンフォース / うたかたのアリア / みがわり / エナジーボール

 

調整意図

4振り65族抜き

残りHC

 

あくびや吹き飛ばしなどで積みアタッカーを思うように展開させないカバルドン入りを意識した採用となります。

レパルダスドリュウズが突破できないブラッキー、いかくサイクルを回されると厄介なガオガエンも強く意識しています。

壁下でダイマックスすれば相当な強さではありますが、ドリュウズのパフォーマンスが勝つことが多いので基本的にはピンポイントでの活躍になりました。

S7の途中でグラススライダーを習得し、一気に先発として起用され始めたゴリランダーの影響は大きく、やや動きづらくなっています。 
S6までは対応力の広さから先発で出すことも多かったです。

 

  

Ⅴ ピクシー

 Pokémonsprite 036 StSd.gif

特性:てんねん

持ち物:アッキのみ

性格:ずぶとい

実数値(努力値
H202 (252) - × - B137 (252) - C115 - D110 - S81 (4)

技:ムーンフォース / めいそう / つきのひかり / かえんほうしゃ

 

調整意図

B方面振り切り

 

ニャオニクス展開の急所ともいえる、相手の積みに対処するための採用です。

ラム持ちや、あくびの通らない悪タイプに積まれるとニャオニクス自身ではどうすることもできないため、ピクシーで止めることになります。

また、その突破しにくさから最後の詰め要員としてもきわめて優秀で、選出機会はニャオニクスドリュウズに次いで3番目でした。

急所被弾が最大の脅威なので、あまりスペックを信頼して悠長に瞑想を積み過ぎないことも大切でした。

 

特筆すべき対面

f:id:drkawauso:20200402071120p:plain VS f:id:drkawauso:20200402065644p:plainドリュウズ

アッキが発動すれば月の光で受けきることもできますが、アイアンヘッドで怯んだら終わりです。

 

f:id:drkawauso:20200402071120p:plain VS f:id:drkawauso:20200402070921p:plainトゲキッス

スペック上は勝てますが、エアスラッシュで怯まされて回復できずに落ちることもあります。

 

 

Ⅵ ニャオニクス(♂)

Pokémonsprite 678 StSd.gif

特性:いたずらごころ

持ち物:ひかりのねんど

性格:おだやか

実数値(努力値
H181 (252) - × - B97 (4) - × - D146 (252) - S124

技:リフレクター / ひかりのかべ / ミストフィールド / あくび

 

調整意図

D方面振り切り
C特化すりぬけドラパルトのダイホロウ確定耐え
C特化メガネサザンドラのあくのはどう光の壁込みで確定耐え
B方面はリフレクター込みで大体何でも耐える

 

レパルダスの最高の相棒にして、本パーティの中核。

ほぼ先発固定です。

壁やミストフィールドを張って後続に繋ぐのが主な任務ですが、いくら壁があるとはいえ、誰にでも気軽に後続を後出しできるわけではありません。

あくびで上手く対面を操作しながら、エースの展開起点を作っていく必要があります。

相手が積んでくるようであれば張る前にあくびで流すこともできますが、積みアタッカーはラム持ちが多いので選出段階で積みの気配を感じたら裏にピクシーを起用すべきでしょう。

また、よく壁張り要員として比較されるオーロンゲとの違いですが、

①あくびによる対面操作が可能
ミストフィールドを展開可能
③先発としてメジャーなドリュウズアシレーヌトゲキッスあたりに弱点を突かれない

などのメリットがあります。
特に本パーティの運用上①と②はきわめて大きく、起点要員はニャオニクスの他は考えられません。

あえてデメリットを挙げるなら、

・はたき落とすが抜群を取られる
 (=光の粘土を落とされた後も続けて撃たれやすく、素引きがしづらいことがある)
・すりぬけメガネドラパルトのシャドーボールを耐えない
・オーロンゲに比べてできることが少なく、型を読まれやすい

といったところでしょうか。

 

特筆すべき対面

f:id:drkawauso:20200402072639p:plain VS f:id:drkawauso:20200402065603p:plainドラパルト

先発で出てくるドラパルトは、相変わらず型が判別しにくいです。

相手の行動は電磁波、シャドーボール、身代わりなど。
電磁波や鬼火は受けてもあまり痛手ではなく、相手がすり抜けだと壁から入るのも厳しいので、あくびから入るのが無難です。

 

f:id:drkawauso:20200402072639p:plain VS f:id:drkawauso:20200701140919p:plainゴリランダー

相手の行動は、はたき落とす、グラススライダー、剣の舞など。
まれに瓦割り持ちもいます。

はたき落とすが最も多く、壁ターンが少なくなってしまうため真っ先にリフレクターを張りたいところです。

怖いのはSに振ったハチマキゴリランダー。
ニャオニクスが壁を張る前にグラススライダーで上から一撃で落とされます。

ピクシーの選出が厳しい場合、エースバーンから入るなどの対処が必要なこともありました。

 

f:id:drkawauso:20200402072639p:plain VS Pokémon-Icon 479b.pngPokémon-Icon 479a.pngPokémon-Icon 479d.pngPokémon-Icon 479e.pngロトム

相手の行動は電磁波、放電、トリック、悪だくみなど。

トリック以外は大して問題ではありませんが、トリックはかなり厄介。
とはいえトリック後は一回別の行動を選択できるため、光の壁→あくびと選択するのが無難。

うまく行けばドリュウズボルトチェンジを阻止し、相手が眠るという絶好の起点を作ることもできます。

 

 

5.まとめ

 

基本コンセプトや役割がはっきりしており、選出択が見えやすいパーティだと感じています。
一方でレパルダスニャオニクスとやや特殊な枠が2つ埋まっており、それらの展開が叶わない際はどうしてもパーティ枠が窮屈に感じることも多々あります。
パーティ内で役割が集中すると「こいつじゃないと相手ができないポケモン」が2匹相手にいただけで敗色濃厚となってしまうというのが大きな課題であり、なるべく残り4匹がカバーし合い、広く対応できるような構築を心がけました。
そのお陰か無理な相手が(今のところ)見当たらず、腕次第では上位に食い込めると本気で思っております。

今後環境に合わせてパーティ構築・プレイングを磨き、いつかレパルダス入りで上位に入りたいものです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

何かあればコメントおよびTwitterにてお願いいたします。
Twitter@Kawauso_Liepard

 

下記、パーティを構築するに当たってのスペシャルサンクスです

ジロー様
記事ブログ:https://jiro003.hatenablog.com/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC4ufxhnzV7X5O0LXhAui78A
剣盾から対戦を始めた私が最も影響を受け、かつ最も尊敬するプレイヤーです。
基礎的な対戦の立ち回りや考え方など、大体のことはジロー様の配信で学びました。

メガけろまつ様
記事ブログ:https://ron-no-owari.hatenadiary.jp/
ジロー様が立ち回りの師匠ならメガけろまつ様は構築の師匠です。
ニャオニクス展開を考えるに当たって大いに参考にさせていただきました。

田中ま太郎様
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCghn10BQsSlX8Wryp8DTbVA
メンタル面での師匠とでも言うべきでしょうか。
見てる方が引くぐらいの不運続きで壊滅的に順位を溶かしても、立ち回りに反省点を見い出し、決して腐らず進み続ける姿に感銘を受けました。
実力も高く、目標とするプレーヤーの一人です。