【Only1Battle13th-Lv1竜王戦-】Lv1壁展開スタンダード【最終R1459】
1.前書き
こんにちは、かわうそという者です。
今回は2021年1月16日に行われた仲間大会
Only1Battle13th -Lv1竜王戦-
で使用したパーティについての記録です。
結果は惨敗といって良いものですが、次回のために残しておきます。
大まかなルールは以下の通り。
・Lv1ポケモンのみ使用可能
・努力値振り、ダイマックスアメの使用禁止
・過去作産のポケモンの使用はOKだが、過去作でのみ覚えられる技は使用不可
・禁止伝説・幻のポケモンを1体まで使用可能
使用可能な禁止伝説・幻のポケモンは以下
詳しくは以下のリンクにて。
Lv1限定大会運営本部
【ポケモン剣盾】Lv1限定大会「Only1Battle13th -Lv1竜王戦-」開催のお知らせ
2.パーティ概要および成績
TN かわうそ
最終レート 1459(24位) 6勝9敗
■基本選出:スタンダード壁展開
クレッフィ+ダイマエース+非ダイマエース
■裏選出①:中間壁展開
非ダイマエース+クレッフィ+ダイマエース
■裏選出②:挑発+壁テレポ展開
クレッフィで壁を張り、積み+S操作+ダイマックスで上から大火力を押し付け、残りを対面性能の高いポケモンでスイープすることを基本の勝ち筋とする、きわめてシンプルな壁展開です。
クレッフィでまきびしまで撒くことができれば、ダイマエースによる全抜きが現実的になります。
初手のクレッフィの展開が難しそうな場合は、初手に非ダイマエースから展開する裏選出で臨みます。
S操作による高速+積みによる高火力に振り切ったパーティであるためS低下技が急所となり得ますが、1段階低下程度であれば上昇量の方が多いため許容範囲です。
ねばねばネット+S低下技で起点を作りに来る相手やトリックルーム展開が見える相手に対しては壁展開役でケーシィを選出し、挑発から入ります。
パーティ単位できついと感じた相手は、
ロトム
初手の悪だくみに対する策が無く、徹底光線で負担が掛けられず、同速のケーシィで挑発から入るのも現実味がありません。
今後の課題ですが、このために天然ウパーを採用するかどうか頭が痛いです。
初手にロトムに対して強いポケモンを探すのが現実的でしょうか。
バリヤード
壁殺しの特性バリアフリー。特性も効果も出されて初めて知った次第です。
3.構築経緯
久々にLv1シングル戦でクレッフィが解禁となるため、本領である壁展開で臨むことにしました。
ニャオニクスと違い、自身を温存して初手と中間で再展開することは難しいものの、まきびしで全抜き展開をサポートできる点と徹底光線で大きな負担を掛けつつ自主退場できる点が優秀です。
メインエースとして選んだのは、
等倍範囲が広く、特殊型と相性の良いダイアークをメインウエポンとする軽業チョロネコ
ディアルガやメルメタルに壁下で安定して打ち勝てる砂かきサンド
相手の大火力に対して安定して積みを行うため、また積みが行えなかった場合のダイマックス性能の底上げのため、Lv1戦特有のキーアイテムである木の実ジュースとオレンの実をこの2体に持たせました。
次に、Lv1戦の定番であるパルシェン
壁下で殻を破る前提で命の珠を持たせ、ダイマエースとしても非ダイマでのスイーパーとしても運用する想定です。
ディアルガ・メルメタルに対し+2マッドショットやダイアース、ギラティナやパルキアにはつらら針で対抗できる点を大きく評価しました。
頑丈のおかげで対面性能は高く、上記禁伝に一致逆鱗とインファイトで抜群を取れる点で採用を決めました。
中途半端な威力の地震ではなく、こだわりハチマキ込みで高乱数で1撃で落とせるインファイトを習得できることもポイントです。
最後に、Lv1戦ではコスモパワーなどでの詰ませが難しいため、コットンガードで瞬発力に優れるエルフーンを詰ませ枠として採用し、一応の試作パーティは完成。
しかし、フレ戦で試運転を行ったところ、ねばねばネット+凍える風などのS低下展開がきわめて厳しく、対策を仕込むことにしました。
別展開の起点役としてS7から挑発を入れることが可能で、両壁+テレポートによるエースへの繋ぎに優れるケーシィをエルフーンの代わりに採用。
詰めのバリエーションは減りますが、Lv1戦おいて強力なねばねばネット展開を無視することはできないと判断しました。
せっかくの禁止伝説が使える竜王戦ルールですが、壁下のアタッカーとしての突破力はチョロネコやサンドに軍配が上がり、非ダイマでの対面能力も頑丈チゴラスの方を評価した結果、禁止伝説は採用を見送りました。
唯一、ミュウは気になりました。
両壁にクレッフィが覚えることができないステルスロック、S7で耐久も高いため、初手展開要員としては優秀そうです。
単純に何でもできるので、型を読まれにくい点も大きなアドバンテージになりそうです。
初手でインファイトを放たれた際はなるほどなと思いました。
もしミュウがあくびかテレポートを習得可能だったら、方々に貸し出しおねだりに行っていたかもしれません。
4.個別紹介
※本ルールにおいては性格補正はあまり意味をなさないことが多いため、実数値のみの記載となります。
Ⅰ チョロネコ
特性:かるわざ
持ち物:オレンのみ
実数値:H12 - × - B6 - C6 - D6 - S6
技:あくのはどう / わるだくみ / くさむすび / ハイパーボイス
悪だくみ+軽業発動から全抜きを狙うメインのダイマックスエース。
軽業発動のキーアイテムはこれまでのミストシードではなくオレンの実を採用。
壁を前提としているため、悪だくみターンに一致抜群技さえ受けなければ、積みターンもしくはダイマックス中の発動が見込めます。
悪技の広い等倍範囲と相まってまきびしダメージ込みでの抜き性能は凄まじいものがあります。
ひいき目無しにも、Lv1壁展開においてはサンドと双璧を成すS操作エースだと思います。
悪だくみが積めなかった際も、単純にオレンで復活して軽業を発動させたり、ダイアタックで後続に繋ぐなどダイマアタッカーとして優秀でした。
ヤミラミから被害を受けないのも地味に頼もしいポイントです。
Ⅱ サンド
特性:すなかき
持ち物:きのみジュース
実数値:H12 - A6 - B7 - × - D5 - S6
技:じしん / つるぎのまい / いわなだれ / アイアンテール
剣の舞+ダイロックによる砂かき発動から全抜きを狙うダイマックスエース。
チョロネコの通りが悪い場合に選出。
木の実ジュース+壁のおかげである程度強引に剣の舞を積むことができ、事前に砂嵐さえ起こせていればヒメンカのこらえる展開を許さない点も強みです。
パルシェンと同時選出した際は、展開次第でダイマアタッカーをパルシェンにスイッチし、ダイロックで砂嵐を起こすことで非ダイマでの運用も可能です。
Ⅲ パルシェン
特性:スキルリンク
持ち物:いのちのたま
実数値:H12 - A7 - B8 - C7 - D6 - S6
技:つららばり / からをやぶる / ロックブラスト / マッドショット
定番の気合いのタスキではなく命の珠を持たせることで、殻を破れなくてもダイマエースとしての性能を確保しました。
特にマッドショットはC+2でディアルガとメルメタルに十分な打点になり、ダイアースとして撃つことで威力が跳ね上がります。
パルキアに対しては壁下で攻撃を耐えることさえできれば、殻を破らなくてもつらら針で最低20ダメージとなり確定一発です。
ただしダイマックスを残されている場合は、ダイドラグーンでA-1となるとつらら針の1発あたりのダメージが激減するため、壁が残っていてHPを残している場合は殻を破るから入る必要があります。
Ⅳ チゴラス
特性:がんじょう
持ち物:こだわりハチマキ
実数値:H12 - A7 - B6 - × - D6 - S6
技:げきりん / ロックブラスト / じしん / インファイト
頑丈に物を言わせ、禁止伝説勢に対して大きな打点を得ることができる非ダイマエース。
基本的には対面での詰めとしての役割ですが、パーティが分かりやすい壁展開なので、初手に出すことで挑発などから入ってくる相手に対しての逃げ道にもなっています。
対面性能は高いものの抜き性能には欠けるため、ダイマエースが2体持っていけないと厳しい印象です。
Ⅴ ケーシィ
特性:シンクロ
持ち物:しんかのきせき
実数値:H11 - × - B5 - × - D6 - S7
技:リフレクター / ひかりのかべ / ちょうはつ / テレポート
クレッフィ+S操作エース展開の急所となる、ねばねばネット+S低下技に対抗するためのサブの壁張り役。
ねばねばネットだけならば軽業や砂かき、殻を破るで十分にカバー可能ですが、それに加えて
凍える風
岩石封じ
エレキネット
を入れられると±0となってしまうため、展開を封じられてしまいます。
ケーシィはS7で上記全てに上が取れるため、挑発を入れつつ両壁を展開し、確定後攻の交代技であるテレポートでエースまで繋ぎます。
唯一、シズクモは高火力アタッカーの可能性も高いですが、進化の輝石込みでアクアブレイクを確定耐えできるので、必ず挑発から入ります。
ハチマキアクアブレイクはさすがに確定一発ですが、裏のパルシェンで殻を破るチャンスになり得ます。
また、テレポートによって自身を温存しつつエースを無傷で着地させる能力があるので、ニャオニクスさながらの壁展開ローテーションも場合によっては可能です。
輝石込みでの耐久はそれなりに信用でき、テレポートまで繋げることも多かったですが、壁ターンが短く管理が難しいと感じました。
Ⅵ クレッフィ
特性:いたずらごころ
持ち物:ひかりのねんど
実数値:H12 - × - B7 - C6 - D7 - S6
技:リフレクター / ひかりのかべ / まきびし / てっていこうせん
今回のパーティの軸となる、Lv1戦における最強の壁張り役。
頑丈+木の実ジュースによる全抜き展開のストッパーへの対策を意識し、まきびしを採用。
まきびしの効かないエアームド以外の頑丈勢を、後続のエースアタッカーがジュース圏外から一撃で落とすことを目的としています。
トゲデマルに対し、麻痺を物ともせず仕事をこなし、徹底光線で木の実ジュース発動圏外への削りを入れられる点は頼もしく、アイアンヘッドでの怯みさえ引かなければサンドの絶好の起点になります。
徹底光線で負担を掛けつつ、壁ターンを残して退場できればベスト。
5.まとめ
今回は久しぶりにクレッフィが解禁となり、私の思い描く壁展開を思う存分に構築することができました。
ダメージの関係上、コスモパワーなどによる詰ませが難しいLv1戦では、今回のようなS操作エースをメインにしたパーティが壁展開のスタンダードになると思います。
勝ちきることはできませんでしたが、展開自体の手応えはあり、今後に繫がる大会だったと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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Twitter:@Kawauso_Liepard
以下、パーティの構築にあたってのスペシャルサンクスです。
■協力
西中つきひ様 - (大会主催、およびフレ戦による試運転調整)
記事ブログ:つき並みなブログ
Youtubeチャンネル:西中つきひ - YouTube